次のコードをHelloPascal4のウィンドウに貼り付けて、プルダウンメニューの操作から実行して見ましょう。
program rei030(output);
var x:integer;
begin
x:=1;
writeln(x);
end.
1と言う数字が表示されたと思います。
var x:integer;でxという整数型(integer)の変数を宣言しています。
変数は必ず宣言してから使います。
x:=1;ここではxに1と言う整数を代入しています。代入文については別途触れますが、ひとまずxと言う変数に1と言う整数が入ったと理解してください。
writeln(x);で変数xの中身である1が表示されます。writeln('x');とした場合はxが変数ではなく文字そのものと解釈されますので注意してください。
このように変数にはあらかじめ決められた型(上記例では整数)の値を格納しておく事が出来ます。
Pascalの標準的な型は次のとおりです。
整数型(integer):
いわゆる整数データ。
実数型(real):
小数点以下を表現可能な数値データ。
論理型(boolean):
true/falseの2値(真偽値)をとるデータ。
文字型(char):
文字/文字列データ。
同じ型の変数であれば次のように1行でいくつも宣言する事が出来ます。
var x, y, z:integer;